家を売ることを考えているなら平均身長の高さに合わせたリフォームをする

将来家の売却を検討しているなら、リフォームをするときに身長のことを考えて行ったほうがいいでしょう。理由の一つに、高身長・低身長の人向けのリフォームを行うと、売るときに買い手が限定されてしまうからです。
そのため、リフォームを行うときには平均身長を意識して実行することが必要となります。なお、日本人男性の平均身長は171から173センチメートル、女性の場合157から158センチメートルです。

具体的にどんな部分に気を付けて実施したらいいのでしょうか。まず、最も大きなポイントとなるのは、天井やドアの部分です。天井やドアの部分は平均身長よりも高い人の場合、頭をぶつけてしまう可能性があります。そのため、天井やドアの大きさを変化させ、高身長の人でも安心して通行できるようにすることが必要です。

しかし、高身長の人向けに天井やドアを高くすると、エアコンの効きが悪くなるなどの弊害が出てきます。将来の売却を検討するなら、リフォーム時に平均身長を意識して天井やドアの高さを決定することが重要です。また、窓の位置に関しても同様となります。高身長の人が使いやすい窓の位置の場合、平均身長の人が使いづらい可能性もあるため、設置に注意が必要です。




キッチンや洗面所のリフォームを行うときにも、注意が必要となります。キッチンの流し台・作業代などの高さは、大手メーカーの場合3種類取り扱っていることが多いです。

身長155センチメートルの人向けに高さ80センチメートルの物を取り扱っていることが圧倒的に多いといいます。また、165センチメートルの人向けに84から86センチメートル、高齢者向けに70から75センチメートルといった形で取り扱うことが多いです。

企業ごとに取り扱う高さは異なるため、確認してから導入することが必要となります。一般的にはキッチンの場合80センチメートルの物を導入しておくと、家を売るときに誰でも使いやすいと感じる可能性があります。洗面化粧台も同様で、165センチメートルの人が使いやすい80センチメートルの高さの物を導入しておくといいでしょう。