琉球畳で和室をリフォーム!お部屋をモダンな印象に
畳といえば、昔から和室に使用される、縁のあるタイプのものをイメージすることも多いでしょうが、現代ではベーシックな畳の他に「琉球畳」という種類も流通し人気になっています。
琉球畳とは、主に「七島イ草」を原料に作られた縁のないタイプの、一畳そのままではなく半畳の畳のことをいいます。
琉球畳は、一般に使用されている縁のある畳とは、材料、機能性、サイズや形状などが違い、「和室にモダンな雰囲気がほしい」「部屋に違ったテイストを持たせたい」とリフォームに使用されることも多いようです。
本来、琉球畳は、琉球や九州地方で栽培され収穫された七島イ草を使用し、主に沖縄地方で手作りで生産された縁のない畳のことを指していましたが、近年ではイ草の種類や生産地とは関係なく正方形の畳を全部まとめて「琉球畳」として取り扱う風潮にあるようです。
琉球畳を使ったリフォームの主なものに、リビングなどのフローリングスペースの隣に琉球畳の区画を作る、というものがあり、ポピュラーな方法として知られています。
フローリングの床の1画を琉球畳に変えることで空間にメリハリがつき、さらに、壁の色やふすまの色柄、障子の桟などの色を合わせることでも、部屋のカラーに統一感ができておしゃれな雰囲気に仕上がります。
また、小上がりに琉球畳を取り入れれば、その下に収納スペースができて使い勝手がよくなり、掘りごたつを置いても和風モダンな感じになるでしょう。
琉球畳は和室インテリアの定番となりつつありカラーバリエーションも豊か。古い和室の畳を琉球畳に取り替えることで部屋の中が明るくなり、また違った魅力のある部屋にもなります。しかし、畳はそうそう交換するものではありません。
通常、畳の張替えは4年から5年で裏返しを行い、7年から8年で表替えをする、ということが多いとされています。リフォームにはそれなりの費用がかかるものです。縁のある畳と琉球畳の違い、性能や特徴の違いなどを十分に把握し、後悔のないリフォームを行いたいものです。