キッチンシンクをリフォームする時は使う人の身長を基準にしよう

キッチンシンクは、食事をつくるためによく使う場所です。

キッチンシンクでは、野菜を洗ったり食器や調理器具を洗ったりとやるべき作業が多く、長い時間をその前で過ごすことになります。キッチンシンクでずっと立ったままでの作業をするときに、無理な姿勢になってしまっている人は、その負荷が体にかかることになり不調を引き起こしやすいです。
そういうことを踏まえると、キッチンシンクのリフォームでは、使う人の身長に合わせるようにしましょう。

どうすれば、キッチンシンクのリフォームで使う人に合わせられるのかというと、問題となるのは高さです。キッチンシンクが高すぎると、手を動かしにくいので食材を切ったり洗い物をするときに、力を込めることが難しくなります。逆に低すぎると、腰を曲げて作業をすることになり腰痛が起きやすいです。

また、洗い物で水はねをすることも多く、洋服が濡れるという問題もあります。そういった事が起きないようにするためのちょうどよい高さに調整しなければいけないでしょう。

では、どのくらいの高さが良いのかというと、一般的には身長を2で割り5センチをプラスした高さがよいと言われています。キッチンシンクのメーカーが出している製品の規格では、高さ85センチのものが主流です。そこから5センチ刻みで高くなるか低くするかというやり方で、最適な高さに近づけていきます。

更に細かく高さを調整できる製品もありますが、それだと料金が高くなる傾向があります。ということで、使う人の身長にキッチンシンクの高さを調節するためには、製品の規格がどうなっているのかをよく調べておくべきです。

なお、身長で高さを調節しても、実際に作業をしてみると使いにくいということもあります。そうなってしまう原因は、手の長さが人によって異なるからです。

海外では身長で高さを決めるのがうまくいかないこともあるということで、肘の位置から10センチ低くするのがちょうどよい位置だとされています。ですから、リフォーム前にショールームなどでキッチンシンクの下見をするとき、身長から計算した高さが合わないというときには、肘の高さを基準とした調整も検討すべきです。